スマイルサービスによる被害についてまとめておきます。
被害としてはいくつかのパターンがあります。

(a)違約金支払い
(b)無断侵入
(c)鍵交換
(d)荷物撤去
(e)荷物処分

主に、以上の5つのパターンですが、(a)→(b)→(c)→(d)→(e)という順は被害事例としては不可逆であることが特徴的です。つまり、鍵交換されたことがある方は、間違いなく違約金を請求されています。それから、荷物撤去されている方は、間違いなく鍵交換をされています。その逆に、無断侵入はされたけれども違約金を請求されていないという方は基本的にいません。
つまり、(a)と(c)、(c)と(d)というように、被害が重複しています。(a)のみという被害はありますが、(b)や(c)のみという被害はありません。
ただ、経緯として注意するべきことは、必ずしもこの順で段階を踏むわけではないということです。違約金支払いの請求が前もってあるのではなく、いきなり鍵交換をされる場合もあります。しかし、後日新しい鍵を受け取るためには違約金の支払いが不可欠というわけです。
つまり、時系列としては必ずしも(a)→(b)→(c)→(d)→(e)という順は不可逆ではありません。
そして、被害人数としては、圧倒的に「違約金支払い」が多く、順ごとに被害人数は少なくなっているようです。

・違法性について

それぞれの被害について違法性を確認します。スマイルサービス被害対策弁護団の意見を参考にしています。

(a)違約金支払い

1日でも遅延した場合の違約金については、消費者契約法9条2号により無効です。また、ある時期の契約書では違約金のかわりに「生存確認出張料」などという名目で10500円の支払い義務が定められていますが、実質的にみれば違約金である以上同様に無効になると考えられます。あるいは「生存確認出張料」なる約定自体、公序良俗違反として無効ともいえると考えられます。
違約金の金額などに詳細ついては 違約金を取り戻そう!! をお読みください。

(b)無断侵入

入居者の承諾なく住居に入る行為は、刑法上の住居侵入罪(刑法130条)に該当すると考えられます。

(c)鍵交換

遅延した場合に鍵交換のために居室に立ち入るなどの行為も、刑法上の住居侵入罪(刑法130条)に該当すると考えられます。

(d)荷物撤去

 他人の財産を勝手に持ち出す行為は、窃盗罪(刑法235条)に該当すると考えられます。

(e)荷物処分

他人の財産を勝手に処分する行為は、器物損壊罪(刑法261条)に該当すると考えられます。

(住居侵入等)
第130条
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。

(窃盗)
第235条
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

(器物損壊等)
第261条
前3条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する。

以下に具体的な事例を3つ挙げます。予め断っておきますが、これは被害のほんの一部に過ぎません。
Aさんの被害 (a)違約金支払い(b)無断侵入
Bさんの被害 (a)違約金支払い(b)無断侵入(c)鍵交換
Cさんの被害 (b)無断侵入(c)鍵交換(d)荷物撤去(e)荷物処分
です。











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